株やFXで使われるインジケーターが無意味なわけ

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移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティック、etc…

チャートにはよくある指標がありますが、そのほとんどが、そのまま使っても意味がないことがわかりました。

指標を使っても使わなくても同じ?

FXで、とある投資法を試してみたく、ポジションを持っていなかったらどんな位置でもポジションを持つプログラムを作って、利確/損切両方とも10pipsで決済というプログラムを作った。
そうしたところ、利益確定率が約48%、プロフィットファクター0.96という、要はスプレッド分負けるプログラムが作れた。
ほぼ1/2の利益確定率だから、そんなに悪くない。
この足りない2%が上積みされ、さらにもう1~3%程度利益側にシフトしてくれればプラスになるのだが。。。

インジケーターで、より天底やトレンドがつかめれば勝てる?

そう。ただポジションを入れるより、理にかなったシグナルの位置でポジションを持つことができれば、マイナスより、プラスの決済が増えるので、プロフィットファクターも1.0を超えてくるはず
という期待があった。
やりやすい方法で言えば、ボリンジャーバンドで、天底を探りポジションを入れる方法。
少なくとも、無為にポジションを入れるよりも、より、天底を探れる分利益確定率が上がると推定していた。
しかし、ボリンジャーで天底をどれだけ探っても、的中率は49%がいいところ。
プロフィットファクターは0.99が限界だった。
条件を絞れば絞るほど、ポジションオープン数が減るだけで、それほど、プロフィットファクターや利益確定率に差異はなかった。
というか、インジケーターを使う前と後でほとんど差がない。

その他のインジケータも本来の使われ方に従って、ポジションを持つためのシグナルとして活用してみたが、何をどうやっても、プロフィットファクターが1.0を超えることはなかった。
使い方を誤ると、利益確定率が45%を切ってくることも多かった。

結論で言えば、機械的な売買にインジケータは必要なさそう。
どこでどんな風にポジションを持ったとしても、的中率は50%に限りなく近い50%未満で、スプレット分をプロフィットファクターは1.0を切ってくる。

 

利確と損切に幅を持たせても、相関関係は同じ

例えば、利確10pips/損切20pipsと、利確と損切のpipsに差をつけた場合、その差分だけ利益確定率が良くなったり悪くなったりする。
上記の設定なら、利益確定率は66.6%に限りなく近い65%前後。プロフィットファクターは0.94~0.98の間。結局スプレッド分負けるような計算だ。
これも、同じようにインジケータを使ってもほとんど変わらない。
変わらないのであれば、使わず投資機会が多い方が良いに決まっている。

勝てる方法は見えてきた

トレードで勝つ方法はもうこの二つと、絞ってもいいかと思っている。

  1. 10pips/10pipsの条件なら、利益確定率が50%を超えるトレード方法を見つけ出すこと
  2. 資金配分で、46%程度の利確率でも利益が上がるようにしていく。(確率論、統計学を駆使して資金配分を行う。)

じゃあ、できるのか?というと、まだできていない。
試した資金配分法と、なぜダメなのか解説したいと思う。

確率論的に、1/2の確率なら、30連敗を意識するべき

実際、バックテストで、勝率48%程度の投資をした場合、2005年~2018年1分足でテストした結果、最大連敗が15回。最大連勝も15回だった。
1%の確率で出現する最大連敗数が6連敗、30回は100万回に1回程度の確率ではある。
しかしながら、2005~2018年の1分足の場合、約500万回のチャートの中で走る分けだから、この30連敗は1回や2回は訪れてもおかしくない計算になってくる。
実際は15連敗が最大だから、その倍の30連敗くらいは意識しても普通である。
ということで、最大連敗数30があり得る計算をしたうえで投資法を解説してみる

マーチンゲール法

ご存知の通り、マーチンゲール法はいわゆる倍々ゲームだ。
10pips/10pips
というのは、負けた場合10pips分マイナスになり、勝った場合に10pips分利益額が積みあがるので、いわばオッズで言えば2倍だ。
ルーレットの赤/黒に賭けたのと同じである。
ロットを倍にしていけばマーチンゲール法といえるため、一番とっつきやすい方法であるが、これの場合買った時点で初回かけ分だけプラスになるという、リスクの割にリターンが少ない方法であることも覚えておこう。
そのうえで、収益1000円儲け設定のスタートで30連敗に耐えるには、ざっくり計算しても、証拠金で兆を超し景の単位で証拠金が必要のようだ(景とは、兆の一つ上の単位。)
仮に投資できたとして、31回目に的中して上がる利益は1000円である。
ちなみに、実際のバックテストの最大連続負け回数でも、4000億円以上の証拠金が必要になる。
これを考えると、仮にマーチンゲール法で投資していた場合、この13年間で何回か破たんしていたことが考えられる。

モンテカルロ法

おそらく、50%に近い、また、オッズ3倍と同等の状況を作り上げかつ33%に近いので、モンテカルロ法は、マーチンゲールより現実的でありかつ勝てる可能性も大いにあるといえよう。
しかし、モンテカルロ法というのは、勝率が50%以上(オッズ2倍の場合)、もしくは33.33333%より上(オッズ3倍の場合)じゃない場合、長期的にはなからず負けるようになっている。
便宜上、ルーレットなどの赤黒は1/2と謳われることが多いが、実は緑の0(00)が、存在しているため限りなく1/2に近いが1/2ではないのがルーレットである。この緑が存在するため3倍であろうがなんであろうが、モンテカルロ法が通用しないよう作られているのだ。
では、FXの場合どうか。
実は全く同じで限りなく50%(33.33333%)に近いが、それ未満なのである。
なので、長期的に見れば必ず破たんする事がわかっている。

馬法の方程式

馬券の投資で使われる方法ではあるのだが、FXの配当をオッズと考えたとき使えると考えた。
もともとは、モンテカルロ法なのだが、連敗による投資額の増大と、勝ち抜けたときの利益に非常に不満が残ることと、競馬の場合オッズが変動するので売買法では2倍を超えた場合投下する資金が多すぎたり、2倍を切っていた場合は足りないなどの現象が起きるためオッズによって変動させることができるという方程式だ。
こちらを使い、的中時(利確発生時)に、損失金額と、累計損失額の1.x倍(1.3倍とか1.6倍とか)0.x倍利益が残るように計算式を作ってやってみた。

こちらはこの3つのうちでもっともまともな状況ではある。状況ではあるが2つのことが引っかかり頓挫する。

証拠金不足

これは、マーチンゲール同様、最大連敗中には大変大きな資金が必要になってくるためなかなか厳しい。
15連敗で400億近く必要になってくるのはさほど変わらない。
15連敗が現実に存在している以上、単純に500億以上持っていないとできない投資法となってしまう。

FX会社のロット上限

各FX会社には、ロット上限というものがある。
一回の投資で投下できるロット数に上限がある以上、無限にロット数を増やしていくわけにはいかなくなる。

ロスカットルールもあるので要注意

また、自動強制ロスカットというプログラムもある。
口座残高の○%以上の含み損が発生した時点で強制ロスカット(強制的に決済されてしまう。FX業者により存在の有無や、%は違う)のだ。
これではプログラムが完遂しない。

やらなければいけないこと

同じ利確/損切の幅なら、利確率50%以上を目指さないとお話にならない。
多少の前後もあるだろうから、52~55%程度の利確率のものを作っていかないとお話にならない。
利確/損切×2であればオッズ3倍相当なので、利確率は34%以上、35~37%くらいが理想か。
まずはそのようなプログラムを作り、そのうえで、投資ロットを決定するプログラムを組み込み、最大利益をもくろむのがベストだろう。

5年近くEAを作り続けて見えてきたことだ。

なぜこれが見えてきたのかと言うと

そのほとんどは

バックテストを10年分走らせ、完走し大きな利益を上げるEAでも、ほぼ必ずフォワードでは破たんするからだ。
あくまでバックテストは過去チャートによる後付だ。未来におけるチャートに対して対応できるものではないからだ。
信じられるのは上記の統計値だ。
この統計値をずらすことができるインジケータの使い方を学ばなければいけない。

※追記その後分かったこと

スプレッドは、勝率にかかわる

表題ですが、当たり前といえば当たり前なのだが、10pips程度のSL/TPであれば大きくかかわってくるのがスプレッド幅。
10pips程度なら、スプレッド0.1pipsあたり1%前後の勝率にかかわる。
USD/JPYスプレッド幅0.5pipsというFX業者での勝率は45~47%。
GBP/JPYスプレッド幅2pipsという通貨ペアの場合勝率は40%くらいまで落ち込む。
そのうえで、同じチャートを使い、GBP/JPYのスプレッド幅を0.1pipsに強制的に修正しバックテストを行ってみたところ、49%まで勝率が向上した。
10pips程度のSL/TPであれば、2pipsというのは約20%。大体1/2の勝率のものに、20%の1/2である10%分勝率減にすれば40%となる。理にかなった話だ。
スプレッドを加味せず、インジケータを使わずSL/TPを同じにした場合、どんな通貨ペアでもほぼ同じような勝率になるが、スプレッド幅によってかなり勝率は変わる。

 SL/TPを大きくすればスプレッドの影響度は下がる

SL/TPを100pips程度まで大きくした場合、スプレッド幅の影響は軽減する。
例えばGBP/JPYのスプレッド幅2pipsは、SL/TP100pipsから見たら2%だ。
なので、影響度も2%程度に収まるので勝率は48.6%程度となった。
スプレッド幅を0.1pipsなどにすればおそらく極限まで50%に近づくことだろう。
100pips程度であれば、スキャルピングとは言わないまでも、適度に決済も入り、100pips程度なら、精神衛生上も、安心してみていられるのではないだろうか。

スワップを取ることができる?

上記の状況を踏まえて、スワップを取る作戦は大いにありなのではないかとおもう。
EA的には常にポジションを持っているプログラムを作ることで、保有しているぶんだけスワップがつく&50%に近づけることができるのであれば、ほぼトントンでトレードは終わらせることができる。
勝率50%に足りない1~2%分を資金配分を使い、勝利時に負け分を取り戻すことができれば、少なくともスワップ分の利益は積みあがる。
また、スワップ金利分をTPとして組み入れることで勝率を上げることもできるのではないか?(あくまで計算上TPの利益額として組み入れることができきればの話だが。)

資金配分は現状では机上の空論

実際に、上記の説明のようにならないものか。。。と、馬法の方程式にて、投資ロットを決めるプログラムを組んでいるが、やはりどうしても証拠金不足や、最大ロットに抵触してしまい、先に進めない。
負け額の割に、投下ロットが大きくなってしまいがちだ。
このあたりは勝率50%は、やはり、最低限15連敗は意識して行わなければいけないだろう。

※追記2~追い上げ投資・コロガシ投資を活用して大きな利益を~

マーチン・馬法の方程式の追い上げ投資は当面諦める

マーチンゲールと馬法の方程式については結論から言うと、あきらめた。
理由は簡単で、2倍配当なら50%以上、3倍配当なら34%以上の勝率を誇らないと絶対に破たんするからだ。
おまけに、仮に、その50%以上の勝率を維持できるのであれば、資金配分などせずとも勝てるのだ。
なので、この2つの方程式については、少なくとも今の現状では諦めるのがベストと考えた。

モンテカルロ法はもしかしたら行けるかもしれない

いま、取り組んでいるのは3倍配当のモンテカルロ法だ。
これは、単純にバックテストを行っても、プロフィットファクターが1.00以上(要は1以上はプラス収支でおえることができる)で、かつ、ドローダウンが低いものが簡単に作ることができた。
ただし、良くてもPFは1.3、1000万円スタートで10年のバックテストでプラス1000万が限度。少し物足りない。

スタート資金100万円で破たんすることなく10年後に1000万くらいになってくれるようなものを作りたいのだが。。
しかし、回収率100%を超えることができたのはかなり大きい。
少なくともトレードはトントンにできるのだから、購入の方向性をスワップの付く方向性だけに絞れば毎日スワップが取れる。その分は必ずプラスになるのだ。

逆転の発想でコロガシにモンテカルロを

モンテカルロ法によって、PFを1.00以上にすることはできた。
しかしながら、10年間でほとんど利益を出せない、限りなく1.00に近い1.00より大きいPFと言ったところなので、はっきり言って面白くない。
先述の通り10年で10倍くらいにはなってほしいので、1.3~1.6くらいのPFにはなってほしいものだ。
結局何がいいのか全く分かっていないので、次に考え付いたのはコロガシにモンテカルロ法を使ったらどうなるのか?
ということだ。
現在バックテストを絶賛実施中なので、ある程度データが出てきたらまたご紹介したいと思う。

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