
LinuxサーバーのGUI管理ソフトPlesk12がものすごく便利!
Linuxをサーバーとして使った時、SSH(黒い画面)にコマンド打ちをしなければいけません。
WEBサーバーだけなら、正直、コントロールパネル的なものは必要ないと思いますが、メールアカウントを作ったり、転送設定したり、SPAM対策したいとかそういった詳細設定をしたい場合などは、やはり、なにか操作可能なコンパネがあるといいですよね。
素人でも使えるコントロールパネルがあったらいいと思いませんか?
ヘッドライン
もし、手作業でメールサーバーを構築し、アカウントを製作してくれとご依頼を受けるとしたら。。。
大体1日以上は必要です。動作確認やIP逆引き設定etc…
メールサーバーの構築は一朝一夕ではできませんので、プロに依頼する事になります。
もし私に依頼が来たら、安くしてあげても3~5万程度必要です。
そして、追加でメールアドレスを発行依頼を受けるたびにいくらかいただくことになります。。。
しかし、仕事である以上、いただかない事には立ちいかなくなります。
99%以上、Pleskをお奨めしています。
よほどの事情がない限り、お客様が自由に設定できるコントロールパネルの導入をお奨めしています。
そして、そのすべてでお勧めするのがPleskです。
Pleskは、ホスティングサービスで利用するほとんどすべての機能を視覚的に操作できるように作られたコントロールパネルです。
Plesk(プレスク)は、レンタルサーバー事業者さんがユーザに提供するコントロールパネルとして海外ではよく使われるコントロールパネルです。
- ドメインの設定
- ドメインの追加
- DNSの詳細設定
- WEBサーバーの設定
- 各ドメインごとの詳細設定
- 各ドメインごとの設定ファイルの管理
- WEBサーバーの切り替え
- Apacheモード
- Apacheモジュールの管理
- nginxモード
- Apacheモード
- PHPの設定
- 各ドメインごとのphp.iniの管理
- トラフィック管理
- 接続数制限
- トラフィック制限
- 指定IPアドレスからのアクセス禁止処理
- アプリの管理
- WordPressなどの著名ソフトの自動インストールツール
- WordPressの管理ツール
- 一括でアップデートが可能
- メールの設定
- アカウントの作成・編集・削除
- 転送設定
- 自動応答設定
- スパム対策ツール
- 自動学習
- ホワイトリスト
- ブラックリスト
- ウィルス対策ツール
- 送信時ウィルスチェック
- 受信時ウィルスチェック
- 定義ファイル自動更新
- FTPの設定
- ユーザの追加・編集・削除
- DB(MySQL・PostgreSQL)の設定
- DB作成・編集・削除
- ファイアウォールの設定
- ファイアウォールの構築・解除等
- ファイルサーバーの設定
- samba
- webdav
と、ほとんどWEBサイトの運営するうえで、SSHで接続して設定したいような項目をコントロールパネル上で操作ができます。
いわば、Pleskを導入すれば基本的なサーバー運営は容易にできるということです。
新しいPleskがすごいところ
私はPleskのバージョンが7の時代からの利用者です。
そのころは、ドメイン数無制限のライセンスを買っても、ハードウェアのスペックや契約回線の太さなどの関係から、100ドメインも収容してしまうと、重くてサイトが動かなくなったものでした。
それらが大きく改善されて来たのがバージョン8でした。
そして、9~10は冬の時代(重いし高いし話にならなかった)で、11で劇的に改善されました。
Plesk11から12にかけて行われたらしいこと
Plesk11も十分パフォーマンスが良い、人に奨めることができるだけのものだと思っていましたが、ここにきてPlesk12の秀逸さに驚いております。
CPUなどの使い方がより良くなった?
まず、マルチコア対応がおそらく行われています。(11あたりから?)
これがOSによるものなのかPleskによるものなのかわかりませんが、新しいディストリビューションと新しいPleskでの運用では、同じスペックのマシンを利用していても劇的にパフォーマンスが違うのは間違いありません。
設定ファイルを直接開く必要がほとんどなくなった
これは11ではまだまだでしたが12ではそのほとんどがSSH接続viで設定ファイルを開いて。。。という作業をしなくてもよくなりました。
ようは、コンパネから調整できます。できるようになった設定は以下の通りです。
PHPの設定
しかも、各ドメインごとに詳細設定を変えることができます。
あるサイトではPHPのメモリ使用に制限をかけたい(増やしたい)、エラーログの書き出しの設定など、各ドメイン(サブドメインごとにも分かれます)ごとに詳細設定が可能です。
これにより、あるサイトではメモリを最小限にしているけど、PHPを多用するサイトでは大きなメモリを使えるように設定したりすることが可能になりました。
Apacheの設定
PHP同様、ドメインごと(サブドメインごとにも分かれます)にhttpd.confの設定が分かれています。
Pleskでは、以前からドメインごとにhttpd.confは分かれていましたが、その設定をPleskコントロールパネル上から調整可能になりました。
nginxの設定
Apache同様、nginxもドメインごとに編集可能になりました。
メールの最大接続数の設定
これは、Pleskは以前から、コンソールから、設定ファイルを開き自分で編集するしかありませんでしたが、新しいPleskでは、メールサーバーの設定画面から容易に編集できるようになりました。この機能が追加されたことで、ほとんどの場合SSH接続を行う必要がなくなりました。
mod_bwによる、接続制限
これは、以前からあった設定ですが、11になり、その設定があるはずなのに、コンパネからは消えていました。12になり、完全復活しました。
トラフィック量の制限、接続数の制限が各ドメインごとに可能になりました。
細かいものはまだたくさんありますが、上記たちがコンパネ上から調整できるようになったため、99%以上、SSH接続を必要としなくなりました。
Pleskは、リースライセンス制度。嫌がる人も多いけど、実際どうなの?
Pleskを利用するにはリースライセンスを買わなければいけません。
要は、月額いくらという月極め契約です。
買い切りが良いといわれる方も非常に多いのですが、私はリースライセンスのほうが結果的に優位だと基本的には思っています。
買い切りライセンスがなぜ不利なのか?
ある和製コントロールパネルで現在はかなり有名になったコンパネがあります。
私もPleskを導入する以前はそのコンパネを愛用していました。
理由は買い切りライセンスだったからです。
大体100ドメイン収容するライセンスで約20万円程度でした。
Pleskのリースライセンスで100ドメインは大体月額で2000~3000円程度です。
Pleskの月額ライセンスで20万円に到達するとしたら、2000円なら100ヶ月、3000円なら70ヶ月です。
速くて6年弱といったところで20万円に到達する計算です。
実際、ハードウェアや、コンパネのバージョンを考えると。。。
6年という歳月は、コンピューターの世界ではふた昔と言えます。
大体3年程度で一昔です。
リースライセンスなら、3年程度で新しいマシンに切り替え、その際に、古いライセンスを解除し新しいライセンスを導入すればコンパネも最新のものになります。
私のホスティングサービス運営10年以上の経験からしても、3年はほとんどの場合持ちません。
皆様がわからなくても、業者的には2年程度で新しいサーバーへ移転させたいと思っています。
結果的に、払いきりにしても、どこかで新しいバージョンへ移行したくなったらまた費用が掛かります。
そう考えるとコストパフォーマンスは何ら変わることなく、むしろ、リースだから簡単に解除できる分、お得なのはリースライセンスのほうかもしれません。
そういったこともあり、手軽なPleskを使うようになっていきました。
ベストの組み合わせ~VPS+Plesk~
私が現在主流でお勧めするのは、仮想専用サーバーにPleskを導入したバーチャルサーバーです。
AWSなどのクラウドより、VPSのほうがコスパがよく、Plesk導入にたけていると考えています。
セキュリティもばっちりPleskファイアウォール
Pleskは、コンパネで管理可能なようにファイアウォール管理ツールも持っています。
VPSなどは基本的にはファイアウォールは自分で組まなければいけません。
Pleskなら、標準で基本的なファイアウォールを張れますし、特殊なファイアウォールも容易に組めます。
また、SSHのポートをコンパネ上からON/OFFするだけで、普段SSHを使わない人には接続ができないようにすることで根本的にアタックの元を断つことができます。
Pleskの詳細・ご相談は…
私も協力しているサイトプレつくをご覧ください。