
野菜の育て方.com様のWEBサイト簡易診断を行いました。
ヘッドライン
野菜の育て方.comをみる
目指したいところは、お年寄りなどに見てもらい、ご家庭で丈夫でおいしい新鮮な野菜を採れるよう、わかりやすく育て方を解説しているサイトです。
運営者のお悩み
運営者様のお悩みとして、最も大きいのがなんとなくしっくりきていないこと、また客観的視点にかけ、周囲にWEBサイト運営に関するアドバイスを行ってくれる方がいないことだそうです。
今回、客観的アドバイスがほしいということで、当方にご依頼いただきました。
今回は、見た目という意味でいくつか指摘させていただきました。
H1タグと、見た目の堅さ
まず、私が初見で感じたことが【堅い】という印象でした。
学術論文を読むかのようなイメージと言えばわかりやすいでしょうか。
入り口として入りにく印象です。
それは、様々な要素はあると思いますが、何より開いて3秒間で得るイメージが堅いことです。
私は固くしているのは大きく2つについて原因があると指摘ました。
レイアウトボックスの角について
ちょっとしたことなのですが、レイアウトボックスを構成しWEBサイトを整形しているわけですが、その4隅が角ばっていることが一つの原因ではないかと指摘しました。
角がある=堅いイメージになるのは否めません。
そこで、角は角丸にしてみたらどうかとしてきました。また同時に浮いているイメージを持つために影をつけられたようです。
それにより、ぐっと印象が変わります。
角丸は、印象を柔らかくする
純粋に角が取れるわけですから、イメージとしては柔らかく柔和なイメージを持てます。
こうすることでパッと見た印象で堅さを取り除くことに成功しました。
H1の文字が黒い
H1タグは、1ページに1度しか使ってはいけないといわれているタグです。いわゆるページタイトルを記載すべきタグです。
カスタマイズせずそのまま利用すれば、文字は大きく太いものになります。もちろんカラーも黒です。
そのままだったのか否かはさておき、黒く大きい文字がページ頭にあるのが一般的ですが、この黒く大きい文字がまた堅さを印象付けていると感じました。
そこで、パッションオレンジでH1を構成してみてはどうかとアドバイスさせていただきました。
パッションオレンジとは行動を促す効果がある
確実にそうだとは言えませんが、暖色系、中でも赤系、さらにはオレンジカラーは購買意欲や行動意欲を誘発する色といわれています。
このサイトの記事を読み、早速試してみようと誘導する意味も込めてオレンジ系がいいのではないかとアドバイスさせていただきました。
こうすることで、このサイトには有効な情報が載っており、読むことですぐに役立つのではないか?という、積極的な思考を醸成することができると感じました。
でかバナーで一気に心をつかむ
最近流行のWEBサイトデザインの一つに、大きなバナー画像を差し込む手法が流行しています。
当サイトも、その流行に乗っかり大きなバナーがあります。
今回あまり言及するところはないかなと思っていましたが、依頼者様より気になると質問がありましたので細かくアドバイスをいたしました。
今回、依頼者様は大きな画像を掲載する際、写真を切り取って掲載するだけではなく、ご自分で挿絵を入れ込まれました。
私はこの画像は素晴らしい作りだと思いますので、これはこのままでいいとアドバイスしつつ、1点指摘いたしました。
それは、この元になる背景画像が土主体の写真のため黒く暗いイメージになっていることです。
同じように、畑や野菜を連想させる画像なら、以下のような画像がいいのではないですか?とアドバイスしました。
暗いイメージより明るいイメージのほうが読みやすく感じるものですので、少しでも同じイメージでも明るいものを選択することと、素材提供サイトなどの素材を利用することも検討されたらいかがでしょうかとアドバイスしました。
読みごたえはイメージ。写真は重要
最後にもう一点指摘しました。
それは写真です。
上記のキャベツの写真を見てください。
この写真は写真素材サイト【ぱくたそ】から掲載させていただいた写真ですが、透明感があり、葉が跳ね返るようなイキイキ感がありそれでいて畑にびっちり咲いている様が手に取るように出ています。
もちろん、ほとんどプロに近い方が撮影しているわけですからもちろんうまいわけですが、写真というのは非常に重要です。
このような写真が取れるまで何度も何度も撮影する必要があります。
そこで私が行ったアドバイスですが、プロのように高価なカメラや機材を調達できないのは当然ですので、連射が可能なコンデジで、F値の小さいものを選び、SDカードの容量が尽きるくらいたくさん撮影することで中には1枚くらいいいものがありますよ。
というアドバイスです。
昔のフィルムを入れるカメラであれば、現像に費用もかかればフィルムに費用も掛かりますのでそう簡単に行きませんが、デジカメは、どれだけとっても必要なもの以外削除すれば容量ももどります。
下手な鉄砲も。。。的な考えですが、1枚を補正するくらいなら、よりいいものをとってから補正したほうがいいものになります。
実は案外とこの考えのない方が多く、驚かれることも多いのです。
テクニックより、どんな相手にどう感じてもらいたいか。
そして、大事なことをお伝えしました。
最近、広告収入が目的になっているのではないか?と、私から依頼者様へ聞いてみたところ、その通りですということでした。
このサイトの利益が広告収入であること自体は問題はありません。せっかく作るからには利益を上げたいのは当然です。
しかし、目的が広告収入になった時点で、このサイトは終わるのです。
なぜなら、本当の趣旨は、広告ではなく、野菜をうまく育てたい方に育て方をお伝えし、このサイトのファンになってもらうことだからです。
その思考から外れた時点で、広告収入が目的になった時点で野菜の育て方以外の情報でもいいということになり、サイトが陳腐化する恐れがあるからです。
当方から、その目的を見失わないようにするために、ヒアリングシートをお渡ししました。
私がWEBサイトのコンサルタント業務を請け負う際にお客様に記載していただくための資料です。
これを埋めれば自然と誰に、何を伝えることが大事か見えるようになる資料です。
今はその資料を埋めていただくことにしました。
今回はここまで。