
突然のアクセス爆発
ヘッドライン
今日、いつも通りのルーチンワークをこなしていた。
朝は、ネットショップの注文に対する発送処理や、AmazonFBAへの納品作業から始まる。
この作業をおざなりにしてしまうと、お客様からの評価が悪くなるので朝必ずやる作業なのだ。
今日はFBA納品していた商品が欠品してしまったこともあり、運送会社さんの午前の集配でどうしても持って行ってもらいたいというのもあり、いつも以上に集中して行った。
そして、次のルーチンワークはGoogleなどの検索エンジンでの順位チェック。
順位チェックにはGRCのツールを利用しているので、何を確認するといっても、ランクイン件数の増減や、トップ10入りしたワードなどをチェックすること。
とはいえ、昨日の状況を見る限りではそれほど大きく変化したように見えていなかった。
それらを確認したのち、昨日のアクセス量をチェックして、何か大きな変化がないか調べるようにしている。
土曜日にトラブル
実は先般の土曜日、トラブルに見舞われていたのだ。
利用していたAPIが過負荷でこちらのWEBサイトまでInternalServerError(httpヘッダ500コード)を出力しアクセスできない状況だった。
その状況を確認し、土曜日夕方にはそのエラーを回避するプログラムを追加し、事なきを得た。
が、Googleが現在、どんなに少ない日でも1000ページはクロールに来ている状況だったので、やはり、いくつかエラーを日曜日には出力してしまった。
これ自体は織り込み済みの予測だったので、特に慌てることもなく、対応。
そして月曜日。
APIの過負荷が落ち着いたこともあり、少し緩めの設定だったものを厳しめの設定に変え、パフォーマンスを向上させていた。
しかし、徐々に戻ってきていたGoogleでのアクセスだったのだが、今回の件でまた少し時間がかかるかなと、覚悟していたのだが、今日のルーチンワークで驚くことが起きた。
まだまだ全盛期と比べると、1/4~1/5ではあるが、久々に見る複数接続だった。
たまに2~3という複数接続はあったのだが、5を超えたのはフィルタがかかる以前以来だった。驚きだった。
この記事を書いている今の時点でも複数接続は徐々に伸びており、アクセスが戻ってきていると言えよう。
一つ一つをコツコツ修正した結果
私が何をやったのか。
それを書くときりがないが、特段難しいことや特殊な処理を施したわけではない。
むしろ逆で、特殊なことをしていたからフィルタがかかったと思われるので、特殊ではないものに戻していった。
そして、Googleが示す指針に従い、自分でコツコツとその指針に合わせるよう努力した。ただそれだけのことだった。
行った対応は以下の通り
- metaタグの重複問題を解消(ほぼすべてが重複しないタイトルとディスクリプション、キーワードになるよう調整した)
- 404エラー対策(404エラーをなるべく回避するべく、同等のコンテンツがある場合は301リダイレクト、それでも存在しない場合は404エラーを出力するようプログラムを組んだ)
- 内部リンク構造対策(末端ページから意味のある別の末端ページへリンクを掲載するために、関連商品という出力を行うようにした)
- リッチスニペット対応(商品詳細ページがリッチスニペットに対応するようタグコードを差し込んだ)
- ソーシャルボタンの設置(フィルタ対策ではないが、今後のアクセス向上のためにTwitter、Facebook、Google+、はてなブックマークのソーシャルボタンを設置した)
- 特集ページの設置(よりオリジナルコンテンツが増えるよう、イベントごとの特集ページを作ることにした。ホワイトデー特集から始めた。)
- ページデザイン修正・ユーザビリティ性の向上(フィルタ対策ではないが、滞在時間の向上のため画像の見せ方や、全体のデザインを修正、滞在時間が伸びた。)
努力は報われる
勘違いしてほしくないことの一つが、Googleは、一度フィルタをかけたからと永遠にブラックリストに載せるわけではない(そう言うこともあるようだが。。。)
ちょっとしたミスであれば自動フィルタ、そして自動フィルタ解除であろうから、それほど大きな問題にならないのだ。
それより重要なのはGoogleの指針は結果的には閲覧者のユーザビリティ性の向上につながるものが多いので指針の沿ってWEBサイトを修正すること自体何もマイナスがないのだ。
プラスが大きいためぜひ行った方がいいと言える。
まとめ
今回、フィルタされたと思われる日から今日まで1か月と1週間、40日間、見事なまでアクセスが激減していた。
実際はアクセスが0ではなかった。
ピーク時5,000アクセスあったWEBサイトが1日100アクセスまで落ち込んだのだ。
現在まだ5,000まで戻っているわけではないが、このまま努力を続ければ5,000以上のアクセスになるだろう。
今回、このフィルタ→解除の間で学んだことは、
- Googleの指針に沿ってWEBサイトは作ったほうがいい(アクセスが向上するとは言わないが、沿っていないとアクセスが減るといえる。)
- お客様はGoogleではなく、閲覧者であるという認識を忘れてはならない
の二つだ。
細かい作業はその時その時で違うものだろうから、そのあたりでこれが原因だというのはあまりにも自分の時のことだけになってしまうので明言しない。
大事なのは上の二つで、Googleが出してくるガイドライン(指針)は、基本的に後者のお客様が見たときに見やすい、わかりやすいページ作りにつながっていくと感じたことだ。
なので、ウェブマスターツールの指示をよく読み、そしてそれを改善する際に、閲覧者がどう見るかという意識を忘れず改善していけば必ず高品質な良いページとみなされるだろう。
安定したアクセスへ
その後、様子を見ていたが、ピークのころほどの大アクセスというわけではないが、十分というくらいのアクセスへと戻ってきた。
ピーク時のアクセスがハネムーンもあったと考えれば納得もできる。
また、徐々にアクセスを伸ばすために、次は見た目という意味で努力していかなければいけないだろう。