
LINEがアップデートリリースでビデオ通話が可能な機能を追加した。
ヘッドライン
これによりよりLineプラットフォームの機能が充実しさらに電話番号方式の通話量が減ることが予想される。
世界で2億人がインストールするツール
LINEは、世界で2億人がインストールするマンモスコミュニケーションツールだ。
手軽に利用できることと、メッセージ機能が非常に秀逸ということで若年者層を中心にインストールが当然のツールとして日本では認識されている。
またパケット通信を利用した通話機能が装備されており、パケほー代などのパケット通信定額サービスに加入していれば実質通話は無料でできるのと同等なので、学生などはもはやほとんどLineの通話機能で会話している。
ビデオ通話機能とは
いわば、ビデオチャットとでもいえばいいだろうか。
スマホのカメラ機能を利用して顔を見ながら会話するようなツールだ。
遠方にいる孫などの顔を見ながら会話するような使い方が主流だろう。
SkypeなどのIP電話はどちらかというとビデオ通話がベースで浸透していったがLINEはアクションが違い、メッセージ機能から通話・ビデオ通話と進化している。
今後携帯・スマホ市場はどうなるのか
確信を持てる話ではないが、LINEのようにパケット通信で行う通話が主流になっていくだろう。
これは、通話がパケット通信なので、通話料ではなくパケット通信料になり、ほとんどの場合パケット通信は定額という契約をしていることから、どれだけ使っても費用が変わらない、実質通話料が無料に近い扱いだと考えることができるから。
知り合いがLINEをもっているとわかればわざわざ電話番号へ電話する意味があまりない。
結局同じなのだから(多少の通話品質の劣化はある)LINEで通話すれば実質無料だ。
だれでもわかることなのでそう遠くないうちにそれが当たり前になるだろう。
また、メールアドレスを教えてもらうという機会が激減した。
ほとんどのスマホユーザがいれている事から、番号を知っていればみんな友達登録リストにある。
なので今まで以上にコミュニケーションが図りやすくなった。
料金プランはどうなっていくのか
通話料を高くする代わりにパケット定額を安くするプランや、通話ができないプランなどが出てきそう。
現状でも、モバイル通信カードはもともと通話ができない形態なので特別なプランがあったが、このプランが特別なものではなく、スマホ機種にも適用されるようなプランが出てきてもおかしくない。
Skypeなどは有料オプションを契約すれば050から始まる電話番号が付与されるので(050Plusも同様)、携帯もそのようなIP電話専用のプランなども出てきそうである。
LINEがそのあたりをけん引する可能性も大いにありそう。
携帯メーカは儲かるのか?
docomo、au、softbank日本だとこの3キャリアが大きな携帯キャリアだが、通話料がなくなって儲かるのだろうか。
答えは儲かるだろうである。
パケット通信は通話料が減るだけ増えてはいるが、現状の日本の通信網なら十分受けることができそうだ。
また、インターネット通信をベースに通話するわけだから今までの電話設備への投資をなくしインターネット設備への投資となるが、おそらくインターネットへの設備投資の方がはるかに安く上がるとおもう。
なので、うりあげがさがった分、コストも下がると予想されるから。
また、携帯端末をもはや個人が手放すことは考えられず、通信方式が変わるだけのことなので、その点は安心だろう。