日本銀行(日銀)のマイナス金利導入は我々の生活にどう影響してくるのか?


2016年1月29日に日本銀行(日銀)がマイナス金利を導入することを決定しました。
株式市場は速報時点で600円超、いったん下落したが29日15時時点で470円超の株高で終えました。
為替相場も反応し、速報時点で2円近くの円安から、乱高下しながらも円安トレンドへと転換させました。
世界市場も反応し、NYダウは日銀のマイナス金利導入を好感し大幅上昇。本年に入りやっと見た好感材料だったように見えます。
株や、為替、金融の世界で好感材料とされ、軒並みポジティブな方向のトレンドを形成しましたが、私たちの実生活にどのような影響を及ぼすのか、自分なりに考えてみました。

直接的な部分では住宅ローンなどの長期金利が下がる

日銀の行うマイナス金利とは、日銀に口座を持つ銀行の資産を、日銀口座に入れておくと、マイナスの金利、要は手数料が発生します。
普通なら、銀行にお金を預けてあると、預入資産に対して利息が付きいくらか資産が増えるのですが、マイナス金利はその逆、預けただけで資産が減るのです。
銀行と言えど、預けただけでお金が減るとなったら、預けておくわけにいきません。
日銀口座からお金を引き出すわけです。
要は利息が付く場合は、預けただけで資産が増えたので放っておくこともできましたが、預けただけで資産が減るとなると手元にお金を持ってくるしかなくなります。
そして、お金を手元に持ってきただけでは資産は増えません。
むしろ、強盗や盗難のリスクがあるので、プラスマイナスゼロ以下であるわけです。
そうなると、その手元に来たうちの現状で使いようがない余っているお金はどこかに回して資産を増やすことを考えるべきなのです。
銀行はお金を貸してその金利で商売をする団体ですから、お金を貸したがるわけです。(もちろん投資信託など、投資に回すこともありますが、銀行の原理として貸し出しの利ザヤで稼ぐのが本業と考えます。)
そうすると、企業への融資はもちろんですが、一般個人への融資も積極的に行いたいと考えます。
また、ライバル銀行もいるわけですから、値下げ戦争、要は金利を下げることでた銀行より有利にしたいと考えますし、貸したい人が増えるわけですから自然に金利は下がっていきます。
実際にマイナス金利導入が発表され、同日の間に、住宅ローンなどの長期金利の引き下げを発表した銀行もあります。
現実的には長期金利が下がるわけですから、住宅着工件数が増えることにつながります。

世の中にお金が出回る?

上記の通り、住宅ローン金利が下がることで借りやすくなるわけですから、住宅を建てよう、買おうという人が増えることが想定されます。
そうすると、建築会社や不動産会社が仕事が増えていきます。
その種の企業が潤えば自然とその種の社員の給与にもいずれ反映してきます。収入が増えます。
そうすれば、自動車を買いたいけど、給与が増えないから。。。と足踏みしていた人が購入に踏み切ったり、ちょっと外食しよう。。。と、儲かっている企業の社員から順番にお金を落としていくことになります。
そうすると、こんどはそのジャンルの企業が売り上げ増→儲けが増える→社員の給与に反映していきます。そうするとまたその種の社員がお金を使い。。。
と、好循環が始まります。いわゆる好景気になっていくのでしょう。
結果、日本はよくなっていく。

と、いうことを日銀は一つの方向として考えているのでしょう。

本当にそんな好循環するのかな?

これが皆さんの思うことです。もちろん私もそう思います。
実際にマイナス金利の導入は日本では初めてのことですので、どう動くのか、読み切れない面はあります。
しかし、オイルマネーと中国の爆買いに支えられていた日本の不動産は、原油安と、中国の経済不安から凍ってきた状態ですので、今回のマイナス金利政策により日本国内からの不動産売買が活発になれば、外資から内資に切り替わったうえで現状を支えることができると考えることもできます。
そう考えると、最悪現状維持ができるという考えにも立てます。

 


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